沖縄とポーク・ランチョン・ミート缶。

Coda

2009年05月29日 19:55

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朝の記事の更新のときに、
「SPAM」のマグカップを使った流れで書きかけたんだけど、
とても長くなってしまいそうなので、コラムにしてみました。

ということで、ポーク・ランチョン・ミート缶コラム。
実は、以前ボクはかなりのポーク・ランチョン・ミート缶フリークでした。
たくさんの種類のポークを集めて、利きポーク大会を開催したことも。

これ(下写真左)は、ご存知、ハワイの「スパムス」でも有名、
このマグカップブランドの「SPAM」。
ボクは、ポーク単体でかりかりに焼いて食べるときは、「SPAM」派です。
沖縄的に言うと「アジクーター(味が濃い)」です。

そして(下の写真真ん中)これは、多くの沖縄県民から絶対的な支持を誇る
デンマーク生まれの、「チューリップ・ポーク」。
現在のラベルには有りませんが、以前は王冠のマークがデザインされていて
「デンマーク王室御用達」的なメッセージも添えられていました。


沖縄県民のポーク缶の消費量は凄まじく、
きっと北欧のデンマークでも、「なんで、こんなファーイーストの小さな島で……。」
なんてビックリしてたかもしれません。
確か、以前デンマークの王室のかたが、来沖されてたと思います。

沖縄ローカルなCMで、外国のオバーちゃんが「ヌチグスイヤサー」と宣伝してましたね。
ちなみに「命の薬です」という意味。
ボクは、このCMのおかげで「ヌチグスイ」という言葉を覚えたりしました。

以前、インタビューさせていただいた、
沖縄久米島出身で現在声優として活躍されている
新垣樽助さんも、同様に「ヌチグスイ」は、このCMからっていう
話で盛り上がったりしました。チャンプルーには、チューリップです!!

さらにこれ(下写真右)が、少しレアな「TABASCO×SPAM」のコラボレーション。
「HOT & SPICY SPAM」です。つまみ仕様ですね。


今日は、思いつきで書き始めたので
今自宅にあるポークしか紹介できませんが
この他に、オレンジのポップな缶が新鮮な
「ベーコングリル」もお気に入りです。
これまた沖縄ローカルのCMで
喜劇の女王 仲田幸子さんがクルリと回転しひとこと
「ベーコングルリ」!!
ともて好きです!! 仲田幸子さんです。ステキすぎです。

さらに「ミッドランド」(赤いときめき)、「メーリーン」(通称美人ポーク)
などなど、ブランドだけ上げてもきりがないの
でそこらへんの話は、また後日。

ポーク缶は、戦後駐留米軍からもたらされたものです。
その他にも、「シーチキン缶」、「シチュー缶」、
「コンビーフ缶」、「キャンベルスープ缶」など……。
ちなみに、沖縄の昭和世代の方は
「シーチキン缶」→「トゥーナー」
「シチュー缶」→「ストゥー」といったりします。
さらにさかのぼって商売を営んでいたオバー世代は
「水」→「アイスワーラー」、「喫茶店」→「コーヒーシャープ」などと
英語の音表現をしたりします。
このように、戦後駐留米軍がもたらした影響は他にも。ジャズ、ロック
そして沖縄アートの「オキナワンポップカルチャー」にもつながっていると思ってます。
そこらへんの話も、またいつか。
「ヌチグスイヤサー」。


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